1日目:波照間という場所 八重山の旅 2006年8月5日(土) 那覇空港乗換えでたどり着いた石垣島、時間は既に午後3時を過ぎていた。 いよいよ波照間島に移動だ。 乗船するとそこはダンボールの山々。 それぞれの箱に「波照間島 ○○○様」とマジックで大きく名前だけが書いてあった。 住所なんていらない、それだけで届く、全てが島の人たちの食料であり、生活品必需品だ。
マリンブルーの海を高速船が凄い勢いで駆け抜けていく。
星空荘のお出迎えを得て、夕食まで1時間。 レンタサイクル(自転車のレンタル)を借りることにした。 「こんにちわ!」元気にお出迎えしてくれたのは可愛い子供と猫とヤギ。
波照間島は石垣島からさらに南西へ63km、日本最南端の有人島。 島は隆起珊瑚礁で出来ている、わずか周囲14.8kmの小さい島。 とは言え、歩いたら大変だし、アップダウンもそれなりにあるから、照り返しのキツい日差しの中、自転車は本当にキツい。 帽子がなかったら熱中症になりそう。 サトウキビ栽培が主力産業で、どこも一面のさとうきび畑。 そんな中に野良ヤギが・・・と思ったら、殆どが繋がれていて、島の誰かがオーナーということ。 食べたりとか?
夕方とは思えない暑さと照り返し。 初日から汗だく、クタクタになってしまう。 夕食後は先ほどのレンタサイクルのご主人に誘われた、夕日を見るツアー?(かなりゲリラ的)に参加することにした。
こうしてようやく、ゆっくり、ただゆっくりと、波照間島の夜は暮れていった。
ところで八重山諸島には貴重なコウモリがいくつか存在することはご存知だろうか。 夕涼みを兼ねて、コウモリを探しをしていると、御婆さんが懐中電灯片手に月を見上げている。 波照間島は明日からムシャーマ(旧盆)で、家族が島に戻ってくるが、御婆さんの娘さんは資格を取るために帰れないそうだ。 御婆さんはそれでも、自分がこの島を出て暮らすことはできないという事、出世した立派なお孫さんの事などを、懐かしくも時折寂しそうに、私に説明してくれた。
さて、肝心のコウモリだが、毛づくろいに一生懸命な「ヤエヤマオオコウモリ」を発見する。 でかい! 羽を広げると1メートルぐらいあるのが分かる。 準絶滅危惧でレッドデータブックにあげられている稀少動物。 しかも追い討ちをかけるかのように、彼らは近年減少傾向にあるのだ。
夜はエアコンが1時間100円という状況で、しかもコインの入れ貯めができないから、何度も何度も目が覚めた。 ヤモリ独特の「キキキキキキキ・・・」という泣き声を聞きながら、非常に寝苦しい夜をすごす。 2日目へ続く
Reference+++ 【目次】八重山の旅 【1日目】波照間という場所 【2日目】波照間の海と空 【3日目】憧れの西表島と珊瑚海 【4日目】日本最後の秘境、マングローブの世界 【5日目】そして石垣島へ 【6日目】石垣島の海 |