相談例: 「既存のコンテンツ(あるいはシステム)は肥大して、情報整理がままならないし、老朽化に向かってしまっている。どうすればいいのか?」 Q. こういった相談を受けて、あなたならどうしますか?
1) 予算と大筋の仕様が先方からあがることを期待する 2) 見積りを出すのでもう少し細かい情報を下さいと要求する 3) リニューアルなのか、マイナーチェンジなのかを確認し、見積りを出す 4) 一緒に考えてあげる
正しい解答は4番です。 まず顧客がもしも全面再構築を望むなら、当然費用がかさむのは分かります。 しかし顧客側は、それが一体どのくらいの金額なのか検討がついてません。だから相談しているのです。 従って「じゃあこのぐらいかかりますね!」と、そこで見積りを出すのも間違いです。 間違いなくこの場合、どこかに必ず問題が起きている事を知ってください。 上記の相談例の一言だけで、当然担当者や運用部隊に負担があることは目に見えているし、予算も削られていたことは察せる筈です。
1)問題定義
まずはヒヤリングをしながら問題を洗い出します。「そのコンテンツを今のまま継続することの問題はどこにあるのですか?」と聞いても的確な回答(この場合、私達が期待するような回答を差します。)は返ってくるはずがありませんのでご注意ください。
そうではなく、まず聞かなければいけないことは「運用面」です。「今どういった運用をしているのか?」「どこに負担がかかっているか?」、そういった質問を聞くと、本当の問題、不満点が続々とあらわになります。まずはそれら全てに耳を傾けてください。おのずと大筋のコストと先方の予算の掛け方が見えてくる筈です。(但しこれは経験値にもよりますが、プロであれば1時間で大筋の方向性が固まります。)
2)運用の改善と見積りの想定
保守や運用をもっと戦略的に実施する方法はないのか?、預かった問題に顧客と共にプライオリティをつけることで、かさむ費用をどこまで抑えられるか考えます。 ここで最低これは抑えなければいけない改善ポイントも必ずあります。 これはこちらから定義するべき要項です。 その上で、業務と要望にあわせたコンテンツを修整していくことが重要となります。
ただ単純に「かかるコストが高くなる、これなら安く済むよ」という話でなく、どこを要点とし、「最低ここは改善していくべきだ」というポイントを抑えてください。 このポイントにより、上手な運用手法が見出せ、一部の問題点は改善されること、但しその他の部分は強制を強いられる可能性があるということ、それではどうだろうかと、顧客とディスカッションをしていきましょう。
つまり私達が持っているデザイン手法、技術フィールド、を駆使し、顧客の運用面とそれにかける費用面にとって一番ベストな手法を検討していくフェーズです。この時気をつけなければいけないのは、コンテンツを柔軟に変化させることに気を配るべきです。
(これは見積提案段階前のお話です) |