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カジヤのコラム
総務/企画室
こんなことは滅多にない 2005.11.13

こんなに恋しくなったことはない。

仕事をしていたら、突然不意に、あの道や、あの景色、あの匂いが
凄い勢いで私を覆ってきました。

冬のベランダからみえたツララと、あたりを多い尽くす一面の雪景色。
凍って車が登れなくて坂道を蛇行する自分。
シャベルを抱えて食料を買いにスーパーまで歩く。
街に立ち上る湯気と、その上に寝そべるホームレス。

夏のベランダからみえるのは、リスや物凄い数の蛍、
汚れた部屋のシャワーカーテン。
まわりに現れる目つきの悪いカモメたち。
大学にいた野うさぎと、幾度となく弾きそうになった鹿。

ケイトンズビル高校までのバスとクオーター、いつもの運転手。
寮の寝心地の悪いぐにゃぐにゃで小さなベット。
大学にあったボロボロのゲームたち。
フレデリックアベニューの大学までの道のり。

いつも行っていたパン屋と、美人で有名なおねえさん。
ウェストビューモールの黒人の圧倒的な数と、黒人のサンタ。
4ドルで新作が観れたとなりの映画館。
エリコットシティーの建物たちと、古い本の匂い。
レーンの短い、古びたボーリング場。
目当てのMERIT LIGHTが置いてある小さなお店と、立ち寄る警官。
そばのガソリンスタンド、坂道、脇のセメタリー。

寮、アパート、車、大学の窓から見えるいつもの雪。
大学の廊下の張り紙。

甘くかったるい芳香剤の強い匂い。
甘くかったるい芳香剤の強い匂い。
甘くかったるい芳香剤の強い匂い。

ふとその匂いを思い出し、これだけの情報が一気に自分をおそってきて、
そしてとても恋しくてたまらなくなった。
しかも city ではなくて、自分の住んでいた田舎町。

嗅覚が記憶を呼び戻した夜。

 

メチャクチャ若い(恐ろしい、だって○○年前)
写真は19歳の時、アメリカで。

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この記事へのコメント
補足
こういう現象をフラッシュバック(過去の記憶が侵入すること)というそうだ。PTSDの定義で言う再体験の1つだけど、いい記憶でもいうんだね。
Posted by かじや 2005.11.13 17:29
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